正社員登用制度
正社員登用制度とは、アルバイトやパート、契約社員のような非正社員の雇用形態での労働者が、正社員を目指して働き、企業からの査定を受ける事によって、正社員としての雇用を受けることが出来る制度です。正社員登用制度は、年に2回、春や秋に研修なり試用期間を終えた非正社員に対し査定が行われ、試験なり適性検査を行った結果によって合否を判定します。合格すると、正社員になることが出来ます。正社員登用制度を利用すると、アルバイトやパート、契約社員として働く研修や試用期間は、最短で半年とされています。
正社員登用制度を利用するメリットは、アルバイトやパート、契約社員として働きながら、その職場の雰囲気や仕事内容に慣れ、そして人間関係を築く事が出来ることです。また、正社員登用制度においては、査定の結果、採用されなかったとしても、再び正社員登用制度を利用する事が出来ます。同じ企業で、アルバイトやパート、契約社員として働き、正社員を目指すことが出来るという事です。
更に、正社員登用制度においては、雇用条件が正社員としての入社よりも柔らかいものになっているのも、メリットのひとつと言えます。正社員として入社する為には、年齢制限や学歴などが重要視されてきます。つまり、仕事の能力などよりも、その人が辿ってきた足跡などが見られることになります。しかし、仕事の出来不出来は、年齢や学歴などに必ずしも関わっているとは言えません。そうした面から、正社員登用制度のように、仕事の能力や自分という人間を何ヶ月かで実際に見てもらい、判断してもらうという事は、雇われる側にとってメリットとなるのです。